
先日、天水越を呟いたときに
触れた 上杉房能の自刃した地に
建てられた碑
『管領塚』
越後守護上杉房能が
守護代長尾為景(上杉謙信の父)と
争って敗れ、
関東管領の兄を頼って
兄の領地の津南町を目指して
松之山(初めは松代)まで逃れながらも、
急追に
千年、大荒戸と南下して
湯本(松之山温泉)をたち
天水越まで走り
雁が峰という険しい難所を
目指しながらも・・・・
逃げ切れないと
松里小学校の裏山を
最後の地と決めて自刃した地
に
建立された碑、管領塚。

管領塚は
何度か移転され
現在の地になったようです。
管領塚に
お参りはもちろんしたのですが
(房能様
今頃になって申し訳ございません)

この小学校からの景色…
高台にあり
眺望
素晴らしい。
今は
秋の実りの季節、すすきとともに
彩り鮮やか。

グランドは整備されていて
この春までの小学校だったとは
思えない。
というのも
地域で行事に
活用され大事に管理されているようだ。

湯本から約1キロ程とはいえ
厳しい雪の季節は
登下校
大変だったんだろうな。

また
房能は
薬湯 松之山温泉の湯を
娘『かみ』に湯治を勧めたように
追手から
逃れながらも自身の戦傷を
同じく
松之山温泉で
癒したのかな…

などと思い馳せながら
意識は
管領塚 に戻って…
武将にこの景色を眺める余裕は
無かったかもしれないけど
吹き抜ける風に
巡り合わせを感じた。

趣ある場所が
なんと多いことか……
それが松之山の魅力。
愛して止まない。